2012-11-24

伊万里、鍋島って?

大手門のレトロなランプ〜


入ってすぐに、陶磁会館の展示物を見て会館内の落ち着いた喫茶室でウインナーコーヒーを飲んで一息。


ここまでてもかなりの数の磁器を見ました。


全く焼き物知識の無い私ですが・・・母親解説によると、伊萬里は江戸時代の代表的な磁器で、肥前鍋島藩で生産された「色絵染付磁器」有田焼として現在でも生産されているんです。

鍋島は、伊萬里で焼かれた磁器のうち鍋島藩藩主の自家用品、皇室、将軍家、大名に献上品や贈答品として作られ権威の象徴として極めて格調の高い色絵染付磁器だそうです。



赤、黒、藍、瑠璃、白磁や青磁や、漆で染めたもの・・・・ほんとに、日本の色美意識の高さにはため息が出ます。


写真でお見せできないのがほんとに残念ですが



日常の小皿や茶器から、万国博覧会へ出品した大きな作品まで、ひたすら2時間かけて隅から隅まで・・・堪能しました。



ヨーロッパへ輸出されたものは、あちらで金属の細工がほどこされたり、時計がはめ込まれたり、燭台は特にロマンチックで、ヨーロッパの貴族の館を照らしたんだろうな〜なんて広く薄暗い豪華な部屋が思い浮かびました。



特に印象的だったのは、小皿や茶碗、焼き物皿や、小鉢〜日常食器なのだろうけど


こんな美しい器毎日眺めながら食事したら、生活でいつも目に触れていたら、審美眼も養われるだろうな〜

なによりも、自然に食事も長くゆっくり贅沢な時間になるでしょう・・・


お皿も絶対割れないから、立ち振舞いや仕草もきれいになるなぁ。




そしてもっと印象的だったのは、創設者が20才で初めて購入したシンプルな徳利。


本館の一番初めの展示物として楽しめますが、これかコレクションのスタートだったわけですね。




歴史館には万国博覧会などに出品した歴史的な作品が。



どの展示室も、こじんまりとしていて、立体感のある、次への期待をそそる展示になっています。

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